【関東470選手権予選】
平素よりお世話になっております。今年度主将の辻井です。
5月27、28日に関東470選手権予選が開催され、逗葉ヨットクラブ現役からも出場いたしました。
以下、出場メンバーになります。
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JPN4340 h鈴木 c近野
JPN4154 h山口 c 砂田
JPN3958 h辻井 c 池田
JPN3850 h利根川 c 大河原
JPN3700 h森平 c 泉谷
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レース結果につきましては関東470協会HPや本HP内のレース結果をご覧いただければと存じます。
以下、今回のレースに参加した私の個人的な感想にはなりますが、レポートとして投稿させていただきます。
まず、私は自身が今大会出場前に掲げた目標を達成することができたことに安堵しています。
今回、ヘルムスとして初めて出場するビッグフリートということで、大会出場前に三つの目標を定めていました。一つ目は2日間を通して安全に事故なく終えること、二つ目はレースで順位をつけること、三つ目はレーススタート直前に体育会等の他艇と競る経験をする、というものです。
一つ目について、強風時には部としてレースをリタイアする等、柔軟な対応により他団体を巻き込む事故も無く、また逗葉の部員が全員無事に怪我なく、危険な状況に直面することもなくレースを終えることができた、という点で達成することができました。
二つ目について、現在他団体との交流がない逗葉は、技術的な到達目標が定めづらい状況にあると考えています。そのため今回の対外試合の機会を通して、現在の逗葉の技術力の相対的な到達点を後輩に示すことで、来年度以降の目標策定時の目安になる指標を残すことを目標としていました。この点について、レースにて順位をつけることができた点で達成することができたと考えています。
三つ目について、こちらは個人的なものですが、2日間・4レースを通してレーススタート直前にさまざまな艇と競る経験ができました。連盟レースでは味わうことのできないようなスタート直前の緊迫感、一瞬のミスも許されない状況を経験し、切羽詰まった中で冷静に470を操船する経験をしました。この点で、三つ目の目標も達成することができたと考えています。
以上の目標を達成することができたことによる安堵と共に、470ヨットレースの奥深さ、楽しさも改めて実感しました。
100を超えるヨットが出場し、同時に50以上の艇と競る経験は、何よりも頭を使い、素早く状況を判断することが求められ、ヨット競技の真髄をわずかながらに感じる事ができたように感じています。
また私はレースとなると、必死になる余り自身が冷静さに欠けることがままあるように感じています。しかし、今回ペアとして出場した池田の常に冷静な他艇の位置や海面の状況のコミュニケーションに助けられ、これまでにないほど冷静さを保ってレースに臨むことができたように感じています。2人乗りヨットの強みを実感しました。
しかし何よりの今後の改善点として、やはり現在の逗葉ヨットクラブの技術力の低さを痛感しました。本戦に出場することはおろか、出場した全ての艇の成績は下位20%という結果でした。今後も技術力向上に向け、練習案の改訂やより多くの練習時間の確保、効率的な練習の実施など、努力を続けます。
また、今後も6月の春レース、9月の夏季連盟レースとレースが続きます。69代としましては、引退まで残すレースも4つとなりました。
今回のレースでの教訓を、今後の現役活動にも活かしていく所存です。
最後になりますが、平素より現役の活動にご支援いただきありがとうございます。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
69代 辻井